DAICON7 非公式Blog

DAICON7有志による、SFネタ?溢れるBlogです。

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『ロボットまつり』-イベント取材編

『ロボットまつり』というイベントをやることが決まったこの時点で、筆者はまだ自分のホビーロボットというものを所有しておりませんでした。なんだかんだで初期投資に10万〜20万というのは、なかなかツラいタイミングだったのです。
 たとえ金の問題がなかったとしても、ホビーロボットの遊び方というのがどういうものかもわからないのでは、市販のロボットの中からその遊び方に適した機種はどれかというのがわかるはずもありません。
 そんなわけで、まずはホビーロボットの競技会を見学に行くことにしました。タイミングの良いことに、6月16日に大阪のVSTONE本社(United Studio Japanの近く)で『第1回ROBO-Pro STATION チャレンジカップ』(以下チャレンジカップ)というイベントが開催されることを知りました。
 VSTONE(ヴイストンと読む)はJR Propoから発売されているRB2000やSANWAの鉄人28号などを開発したメーカーで、イベントはホビーロボットの普及のために開催される模様。
(R/Cの世界におけるタミヤグランプリみたいなものか)と筆者は勝手に解釈しました。
 その目的に沿うため、かなり緩いレギュレーションで、市販ロボットを買ったばかりの初心者をターゲットにした競技会のようです。筆者が取材するにはもってこいのイベントといえるでしょう。

 で、この日のチャレンジカップでは、ホビーロボットの遊び方として一番主流になっているロボットバトルが行われました。リングもROBO-ONE公式リングと同じ。機体のレギュレーションが緩い以外は、かなり正統派の競技です。
 レギュレーション上大柄で重い(バトルでは重い方が有利)自作機は参加できないので、参加ロボットはほとんどが市販機。場所が大阪、それもVSTONE本社ということでRB2000が多いですが、HPIのG-ROBOTやKONDOのKHR系の機体も見ることができます。



 ロボット達には色を塗ったり部品を替えたり服を着せたりで、みなそれぞれに個性的になっているのがわかるでしょう。
 ここが、競技志向の強いR/Cカーと違う点です。改造ポイントが必ずしも「強くなるため」ではないのです。バトルさせるロボットといえど、オーナーの趣味嗜好によってかわいくなったり、「それどう考えてもバトルじゃ不利になるんじゃないの?」という改造が施されている機体もあります。ロボットのオーナーそれぞれが、自分のスタイルでホビーロボットを楽しんでいるという雰囲気が、とてもいいなぁと思いました。
 そして、こんなロボット達、そしてそのオーナー達を見ていると、筆者も早くロボット買わなきゃという思いが強くなるのでした。
(僕だったらあそこをこう改造して、こんな動きをさせたい)
 という思いもね。

 イベントを見学したことでホビーロボットの現状の一部を理解したつもりになって、次回は『ロボットまつり』に出演していただくお二方にあらかじめ取材させていただくため、それぞれの会社へ伺うことになります。

 続く。


都築由浩 | ロボ企画室は情報だだ漏れ | 21:03
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『ロボットまつり』−用語解説編

 さて、ここまでDAICON7のプレイベントとして『ロボットまつり』という企画を開催するに至った事情を書いてきたわけですが、今回は少々時系列を飛び越して、ホビーロボットの世界の概要を説明したいと思います。ごくごく簡単な現代ホビーロボット界の解説です。
 なぜ時系列を飛び越してかと言うと、昨日まで書いていた時点では筆者自身こんなことはわかっていなかったからです。この後『ロボットまつり』開催までに雑誌を読んだりネットを徘徊したり取材したりして仕入れたにわか知識なのですが、この先このコーナーを読む上でこれくらいは知っておいてもらわないと困るので、先に説明させてもらおうというわけです。

 まず、ホビーロボットの競技会について少しご説明します。
 二足歩行ロボットの最大の売りが汎用性だというのは、アニメなどでもよく言われていることです。ホビーロボットも基本的に二足歩行ですから、進化すれば人間のやれる競技ならなんでもやれるはず。
 でも今のところまだそこまでの進化はしていなくて、人間の行うスポーツのうちいくつかがホビーロボット向けにアレンジされて行われています。

ロボットバトル:
 言ってみればプロレスに近い。
 一番メジャーなのはROBO-ONEと同じ八角形のリングを使った競技で、攻撃して相手のロボットを転ばせればダウン。転ばされたら、10カウント以内にロボット自身が起き上がらなければいけない。3ダウンで負け。
 リングの形を変えてみたり、ランブルと呼ばれる多数のロボットによる生き残りバトルもある。
 基本的に重い方が有利なので、重量でクラス分けされていることが多い。
ロボサッカー:
 3対3のサッカー。フットサルの方がより近いかも知れない。 
陸上競技:
 3メートルとか5メートルとかを走る時間を競う短距離走。
ダンス:
 動きの流麗さやトリッキーさを競う。

 他にもいくつかあるでしょうが、メジャーなところはこんなところかと思います。

 で、そんなイベントに参加している選手の作業用テーブルがどんなかといいますと、下の写真のような状態です。


 テーブルの一番向こうに、見慣れたコントローラが置いてあると思います。青いの。
 ご存じの通りこれ、プレイステーション2用の無線コントローラーです。ロボット専用のコントローラも売られているのですが、こちらのほうが安価なので多くの選手が操縦に使っているのです。
 操縦するには腕とか脚とかを個別に動かしているのではなく、十字キーの上を押すと歩行、下を押すとバック歩行、□ボタンを押すとパンチ……という風に、ボタンに応じてあらかじめプログラムした『一連の動き』が再生されます。
 この『一連の動き』を「モーション」と呼びます。「モーション」の中には、「歩行」のようなボタンを押している間再生し続けるものから、「うつ伏せからの起き上がり」のような一度ボタンを押したらプログラムが終わるまで動くだけのものまで、いろいろあります。
 例えばロボサッカーに使うなら、前進・後退・右旋回・左旋回・右横歩き・左横歩き・シュート(キック)・スローイン(ボール投げ)・コケた時のための起き上がり・などのモーションを、自分の使いやすいボタンに振り分けて登録しておくわけです。
 このモーションの作成とボタンへの振り分けをするために使うのが、一番手前に移っているコンピュータなんです。

 もう一つ、豆知識というか、知っていないと妙に感じることがあります。
 市販ホビーロボットで行われるロボットバトルでは、「パンチ」というと多くが「横パンチ」です。漫才のツッコミの動作に似ています。(ピンボケですみません。このモーションは結構素早く動くので追いつかないんですよ)


 二足歩行ロボットでは、足の方向の関係で正面にパンチを出すと自分もこけやすいので、横パンチが一般的になりました。
 同じ理由で、実は二足歩行のホビーロボット、前後に歩くより横に移動する方が得意な場合が多いです。

 このくらいの知識を下敷きにしてもらって、次回は取材のために見に行ったロボットイベントを紹介します。
 続く。

都築由浩 | ロボ企画室は情報だだ漏れ | 0:03
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『ロボットまつり』−出演交渉編

 件のスタッフ会議から2週間後。静岡市のツインメッセ静岡で恒例の春のホビーショーが開催されました。
 ホビーショーは春に静岡、秋に東京と年2回行われるのですが、一般入場が無料で会場の広い静岡の方が人出が多く業界からの出展も多いのです。
 静岡では一般公開日には人でいっぱいになるのですが、私は毎回どこからか業者入場券を入手して一般公開の前の業者招待日に入っているので、ゆっくりと各社の展示ブースを見て回ることができます。
 まず向かったのは、以前にDAICON7出演に一番乗り気だったJR PROPOさんのブース。JR PROPOは東大阪市の制御機器メーカーで『町工場で人工衛星を作ろう』という『まいど1号』計画にも参画しておられる会社です。個人的には自宅から自転車で数分という距離にあり、R/C用のサーボを修理に出すのに何度かお邪魔している会社でもあります。
JRのブース 担当の澤さんはSFやアニメにも理解が深く、同じく東大阪市にある三和電子工業から発売されているホビーロボット『鉄人28号』の開発にも関わった方。JRでは、最低限の可動軸で2足歩行を実現した入門用ロボットRB300や、拡張性に優れホビーロボットの主流の遊び方であるバトルやサッカーにも対応できるRB2000を担当しておられます。
 『ロボットまつり』のことを澤さんに話したところ、すぐに出演を承諾していただけました。夏休み期間中はロボット関連のイベントが多くスケジュールが厳しかったのですが、偶然『ロボットまつり』が行われる8月4日は空いていたのはラッキーという他ありません。

 京商のマノイは昨年8月に行われたNippon2007でも一般開放スペースで体験操縦デモを行っていたので、ご覧になった方も多いかも知れません。鉄腕アトムを目指しているかのように思える外装を纏ったマノイ開発のお話は是非伺いたかったのですが、残念ながら『ロボットまつり』当日に京商主催のイベントが行われるということで、ご参加いただけませんでした。(DAICON7での体験操縦デモには参加いただける方向で交渉中です)
HPIのブース
 このホビーショーではじめてメーカーのブースでのデモが行われたのが、HPIのG-ROBOTS GR-001です。R/Cメーカーから発売されるホビーロボットとしては後発ですが、こちらは最大のプロポメーカーFUTABAさんとのコラボレーションで、他社とは違うコマンド式サーボというシステムを採用、強化プラスチック(ポリカーボネート)製のフレームと相まって小型軽量で動きのよさが売り物。担当の安井さんはR/Cカーの開発からロボット担当になった方で、R/Cカーの世界とホビーロボットの世界の違いなど、私と同じことを感じておられる様子でした。
 安井さんにも出演の快諾をいただき、この時点ですぐに事務局長に電話して『『ロボットまつり』開催、GOです』と伝えたのでした。この時点までは、出演者が揃わない可能性もあったので『開催案』にすぎなかったのです。

 期せずして『従来の自作ホビーロボットの延長線上にあるアルミフレーム・従来型サーボ使用のRB2000』と『これまでにないプラスチックフレーム・コマンド式サーボのG-ROBOT』という対極的なロボットの担当の方をお呼びすることができました。担当者ご自身もコンピュータ業界からロボット担当になられた方と、R/Cカーの世界からロボットの世界に入られた方ということで、違った考え方を持っておられるようです。
(これは面白い対談になりそうだな)
 そう思いながら、私は静岡から大阪に帰ったのでした。

 続く。


都築由浩 | ロボ企画室は情報だだ漏れ | 1:21
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ロボットBlog開設

 どうも。はじめまして。そうじゃない方もおられると思いますが、まあ、ここでははじめましてということで。
 都築由浩です。
 プロフィールに書きましたとおり、小説家をやっております。SF大会では「ディーラーズルームにずっと座っている男」と呼ばれております。
 ついに今年の夏に迫ったDAICON7では、ホビーロボットの企画も行うということで、Blogを書くことになりました。
 私とDAICON7での企画との関わり、私所有のホビーロボットの紹介、時には企画準備の進行状況報告なども交えつつ、いろんな情報をお伝えします。

 そもそもは、まだ実行委員会が動き始めた頃だったでしょうか、大阪府がホビーロボットを大阪の地場産業として位置づけていることもあり、大阪で行われるSF大会(当時まだDAICON7という名前はなかった)でもロボットの企画をやりたいということでした。
 時期はちょうど年二回行われるホビーショーの前でした。長年R/C(俗に言うラジコンのこと。『ラジコン』という言葉は登録商標なのでRC又はR/Cと表記する)を趣味としてきてホビーショーにも出入りしている私が、ホビーロボットを開発している各社へのご挨拶を引き受けることにしたのです。
 当時は私もホビーロボットについてはなにも知らず、予備知識を仕入れていく時間もなかったのですが、まずはご挨拶と何件かのホビーロボットメーカーの担当者さんにご挨拶に行きました。
 そしてその1年後、突然にもっと具体的な話が持ち上がりました。
 DAICON7のプレイベントとして、2007年の夏にDAICONmini7というトークショーを行うことになったのです。

 春のホビーショーを2週間後に控えた5月の会議の席、私ははじめてこのmini7というイベントの詳細を耳にしたわけですが、三日間行われるイベントの二日目、土曜日のお昼になにをやるかまだ決まっていないということでした。夜にはいつも東京で行われて盛況の『ロケットまつり』があるとのこと。
 そこで私の脳裏に悪魔のささやきが聞こえてきたのです。
(まあ会場費は『ロケットまつり』の入場料だけでまかなえるだろうから、昼間のイベントは金さえかけないようにすれば好きなことできるんじゃないの?)
 で、ついポロっと口をついて出たのが、
「『ロケットまつり』の前なんだから、『ロボットまつり』なんてのはどうだい?」
 そんなことで、それから実質二ヶ月半、このイベントの準備に奔走することになるのです。

 続く。



都築由浩 | ロボ企画室は情報だだ漏れ | 0:02
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